バイクと暮らす。
その言葉を、現実にしていく選択。
大型バイクを2台所有する。これは贅沢ではない。
暮らしの中に、自由と選択肢を組み込むための”再設計”だった。
東京にいた頃、バイクは趣味の活動だった。
駐車スペース、維持費、時間——すべてが、バイクを単なる週末の娯楽に押し込めようとする。
だけど福岡に拠点を移し、暮らしを再設計した今、僕の生活は2台の大型バイクと共にある。
CB1300SF SP Final Editionと、CB1100EX。
どちらも四気筒ビッグネイキッド。
けれど、性格も走りも、まったく違う。
CB1300は、圧倒的なトルクと余裕が魅力で、旅とスポーツがしたくなる1台。
CB1100は、洗練されたデザインとジェントルな乗り味が魅力で、まったりと味わいたくなる1台。
気分や目的地、その日の空気感に合わせて「今日はどっちと行こうか」と選べる。
この自由が、バイクとの関係を変えた。
趣味でも、所有欲でもない。
生活の中で、自然にバイクと呼吸を合わせる日々。
もちろん、現実的な課題もある。
維持費、駐輪スペース、メンテナンスの手間。
だけどそれ以上に、2台持ちの暮らしは”心の可動域”を広げてくれる。
挑戦したい日、遠くまで行きたい日、のんびりしたい日—— それぞれに、応えてくれる相棒がいる。
乗るために生きるでも生きるために乗るでもない。
ただ、共に暮らす。
この【Ride Garage】では、そんな”愛車たちと共にある暮らし”を記録していく。
- 保管場所の在り方
- 複数台持ちのリアルな維持と運用
- バイクと暮らしの呼吸を合わせる試み
乗るだけじゃない、所有するだけじゃない、 愛車たちと”暮らしていく”ための設計図を、ここに描いていこうと思う。
バイクは趣味の道具ではない。
それは、僕の暮らしそのものになっていく。